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聖天さま(大聖歓喜天)をおまつりするお寺の案内で、「浴油祈祷(よくゆきとう)」という言葉を見かけることがあります。「油を浴びせるってどういうこと?」「どうやって申し込むの?」「お札とお守りのどちらを選べばいいの?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、東京・浅草の待乳山聖天(本龍院)の公式ウェブサイトにある「よくあるご質問」と「祈祷・法要案内」をもとに、浴油祈祷について5つのポイントにまとめます。お寺の説明は、この記事で要約したものです。後半の、申し込む前に確かめたいことは、この記事の提案です。
※祈祷の内容や金額、受付方法は、お寺によって異なります。また変更される場合もあります。申し込む前に、待乳山聖天の公式ウェブサイトや寺務所で確かめてください。祈祷の結果や効果について、この記事が何かを約束するものではありません。
浴油祈祷とは
聖天さま独特の供養法
待乳山聖天の「よくあるご質問」では、浴油とは聖天さま独特のご供養法のことで、密教の修法の中でも最も深秘の法とされていると説明されています。
油で洗い清める意味
同じ説明では、聖天さまはもともと強大な力をそなえた神さまで、欲心がさかんで差別心の強いご性格だったものの、十一面観世音菩薩の教化にあってからは慈悲平等の心にあらため、仏法の守護神となったと書かれています。そして、煩悩は体の垢と同じように絶えず洗い清めることが必要で、聖天さまの差別煩悩の垢も常に清浄な油でそそぎ流し、本来そなえている清潔のお徳をあらわしていただくことが、浴油供養の本来の意義だと説明されています。
待乳山聖天とは
「よくあるご質問」によると、待乳山聖天は聖観音宗のお寺で、浅草寺一山のお寺のひとつです。正式な名称は本龍院とされています。
浴油祈祷を知る5つのポイント
ここでは、待乳山聖天の公式ウェブサイトの説明から、浴油祈祷について押さえておきたい点を5つにまとめます。
1. 7日間、毎朝の祈祷
「祈祷・法要案内」では、浴油祈祷は7日間毎朝祈祷すると説明されています。2週間以上の連続もできるとされています。
2. 祈祷料は4,000円以上
浴油祈祷の祈祷料は4,000円以上と案内されています。
3. お願いの主旨と開始日を伝える
申し込むときは、お願いの主旨(例として、心願成就・商売繁盛・家内安全など)と、祈祷開始日を伝えるよう案内されています。
4. お守りかお札を選ぶ
「よくあるご質問」では、浴油祈祷と別座祈祷では、「お守り」と「お札」のどちらかを選ぶと説明されています。祈祷の内容はまったく同じで、授けられるものの形が違うだけだとされています。普段身につけておきたいか、家におまつりしておきたいかで選ぶよう案内されています。
5. 結願のあとに受け取る
「祈祷・法要案内」では、守札は結願(けちがん)後に本堂で渡すと説明されています。「よくあるご質問」でも、お守りやお札は、7日間祈祷したあとにお加持したものを授けていると書かれています。
5つのポイントの早見表
| ポイント | 待乳山聖天の案内 |
|---|---|
| 期間 | 7日間毎朝祈祷。2週間以上の連続も可 |
| 祈祷料 | 4,000円以上 |
| 伝えること | お願いの主旨と祈祷開始日 |
| 授与 | お守りかお札のどちらかを選ぶ。祈祷の内容は同じ |
| 受け取り | 結願後に本堂で。7日間の祈祷のあとにお加持したもの |
表の内容は、待乳山聖天の公式ウェブサイトの説明をこの記事でまとめたものです。
浴油祈祷以外の祈祷との違い
祈祷の種類と祈祷料
「祈祷・法要案内」には、浴油祈祷のほかにもいくつかの祈祷が紹介されています。
| 祈祷 | 祈祷料 | 案内の内容 |
|---|---|---|
| 浴油祈祷(よくゆきとう) | 4,000円以上 | 7日間毎朝祈祷。守札は結願後に本堂で |
| 別座浴油祈祷(べつざよくゆきとう) | 12,000円以上 | 特に大事なとき、特別な修法により7日間祈祷。一祈祷一主旨 |
| 華水供(けすいく) | 600円 | 1、2日の短期のみの祈祷。守札は出ない |
| 交通安全祈祷 | 5,000円以上 | 7日間祈祷。車に取りつける木札が授与される |
祈祷料などは、待乳山聖天の「祈祷・法要案内」にもとづきます。
別座浴油祈祷とは
別座浴油祈祷は、特に大事なときに、特別な修法により7日間祈祷するものと説明されています。祈祷料は12,000円以上と案内されていて、通常の浴油祈祷の4,000円以上とは金額も異なります。一つの祈祷につき一つの主旨でお願いするよう案内されています。
短期の華水供
華水供は、1、2日の短期のみの祈祷で、守札は出ないと説明されています。祈祷料は600円と案内されています。お守りやお札を受け取りたい場合は、浴油祈祷などほかの祈祷を選ぶことになります。
申し込みの方法
寺務所で受け付け
「よくあるご質問」では、祈祷は寺務所で受け付けていて、受付時間は午前8時30分から午後4時30分までと案内されています。本堂の開堂時間は午前6時から午後4時30分までとされています。
遠方の場合
遠方でなかなかお参りできない場合は、メール、郵送、電話でも申し込みを受け付けていると案内されています。祈祷料は、銀行振込、郵便振替、現金書留などで送るよう案内されています。送料はかかりますが、お札やお守りの郵送も行っているとされています。
メールでの申込期限
メールでの申し込みは、祈祷開始日の前日16時までと案内されています。
| 項目 | 待乳山聖天の案内 |
|---|---|
| 受付場所・時間 | 寺務所。午前8時30分〜午後4時30分 |
| 本堂の開堂時間 | 午前6時〜午後4時30分 |
| 遠方からの申込 | メール、郵送(手紙)、電話 |
| 祈祷料の送り方 | 銀行振込、郵便振替、現金書留など |
| メールの期限 | 祈祷開始日の前日16時まで |
お礼の法要や人生の節目の祈祷
お礼の法要
「祈祷・法要案内」には、祈祷のほかに法要の案内も載っています。百味供養は、たくさんのお供物をお供えして尊天さまにお礼の供養をするもので、個人で行うお礼の供養として、前もって日取りを連絡するよう案内されています。大般若法要は、大般若経六百巻を転読するお礼の法要とされています。毎月25日には、合同大般若法要が行われると案内されています。
人生の節目の祈祷
安産祈願、お宮まいり、七五三の祈祷も紹介されています。いずれも前もって申し込むよう案内されていて、お宮まいりと七五三は、希望の日時に受けられない場合もあるとされています。
| 法要・祈祷 | 祈祷料 | 案内の内容(要約) |
|---|---|---|
| 百味供養 | 80,000円以上 | たくさんのお供物でお礼の供養。前もって日取りを連絡 |
| 大般若法要 | 50,000円以上 | 大般若経六百巻を転読するお礼の法要。前もって日取りを連絡 |
| 合同大般若法要 | 5,000円以上 | 毎月25日、一緒にお礼の法要。お札が出る |
| 自動車加持 | 10,000円以上 | 当院で車のお加持。前もって申し込み |
| 安産祈願 | 10,000円以上 | 妊婦の健康とお腹の赤ちゃんの成長を祈祷。お札が出る |
| お宮まいり | 5,000円以上 | 生まれた感謝と健やかな成長を祈祷 |
| 七五三 | 5,000円以上 | 子どもが育ったことへの感謝と今後の幸せを祈願 |
祈祷料などは、待乳山聖天の「祈祷・法要案内」にもとづきます。
お礼参りの考え方
百味供養や大般若法要は、いずれも「お礼」の供養や法要として紹介されています。お願いをしたあと、感謝を伝える場が用意されている点も、知っておきたいところです。
申し込む前に確かめたいこと
ここからは、待乳山聖天の公式ウェブサイトの説明をもとにした、この記事の提案です。
願いごとを一つに整理する
申し込むときにはお願いの主旨を伝えます。別座浴油祈祷では一祈祷一主旨とされているので、何をお願いしたいのかを、あらかじめ短い言葉で整理しておくと伝えやすくなります。
電話で問い合わせるときのメモ
電話で申し込んだり問い合わせたりするときは、受付時間(午前8時30分から午後4時30分)を確かめたうえで、お願いの主旨、祈祷の種類、開始日、お守りかお札か、郵送を希望するかどうかをメモしておくと、話がスムーズに進みます。
開始日から結願の日を数える
7日間の祈祷のあとにお守りやお札を受け取るので、開始日から数えて、いつ受け取りに行けるかを考えておくと予定が立てやすくなります。
お守りかお札かを決めておく
身につけたいか、家におまつりしたいかで選ぶよう案内されています。どちらにするかを、申し込む前に家族と話し合っておくのもよいでしょう。
祈祷料の送り方を確かめる
遠方から申し込む場合は、銀行振込、郵便振替、現金書留などで祈祷料を送ると案内されています。どの方法で送るかを決め、振込先などは公式ウェブサイトや寺務所の案内で確かめましょう。
祈祷中の心得を読んでおく
公式ウェブサイトには、「祈祷中の心得とお札について」というページへの案内もあります。申し込んだら、あわせて目を通しておきましょう。
浴油祈祷のよくある質問
浴油祈祷は何日間?
待乳山聖天では、7日間毎朝祈祷すると案内されています。2週間以上の連続もできるとされています。
遠くに住んでいても申し込める?
メール、郵送、電話でも申し込みを受け付けていて、お札やお守りの郵送も行っていると案内されています。
お守りとお札で祈祷の内容は違う?
「よくあるご質問」では、祈祷に関してはまったく同じで、授けられるものの形が違うだけだと説明されています。
別座浴油祈祷との違いは?
別座浴油祈祷は、特に大事なときに特別な修法で7日間祈祷するもので、祈祷料は12,000円以上と案内されています。一つの祈祷につき一つの主旨でお願いするとされています。
受付は何時まで?
寺務所の受付時間は午前8時30分から午後4時30分までと案内されています。メールでの申し込みは、祈祷開始日の前日16時までです。
交通安全の祈祷もある?
交通安全祈祷は5,000円以上で、7日間祈祷し、車に取りつける木札が授与されると案内されています。車の番号と所有者の名前をはっきり書くよう案内されています。
古いお札はどうすればいい?
待乳山聖天まで持っていけば、お焚き上げを行うと案内されています。本堂のお焚き上げ箱に入れるか、寺務所まで持っていくよう案内されています。
浴油祈祷を知って聖天さまにお参りしよう
浴油祈祷は、聖天さまに清浄な油をそそいで供養する、聖天さま独特の供養法です。待乳山聖天では、7日間毎朝祈祷し、結願後にお守りかお札を授けると案内されています。祈祷料は4,000円以上で、遠方からはメールや郵送、電話でも申し込めます。申し込む前に公式ウェブサイトや寺務所で現在の案内を確かめて、心を込めてお参りしましょう。