妻沼聖天山の貴惣門、どこから見る?横に三つ重なる破風を探そう

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妻沼聖天山へお参りするなら、入口の大きな門でも少し立ち止まってみて。貴惣門と書いて「きそうもん」と読みます。

彫刻へ近づく前に、今日は横から屋根を見てみよう。

文化庁の解説が特徴に挙げるのは、屋根の妻側に三つ重なる破風です。妻側は、屋根の端の山形が現れる側。破風は「はふ」と読み、その山形の部分に目を向けると探しやすくなります。

正面で大きさを受け止めたら、次は横へ。見る位置を変えることが、この門の形を知る入口なんです。

目次

三つ重なる形も、一棟の門の特徴

文化遺産オンラインの登録では、貴惣門は一棟の建物として記載されています。その一つの門で、三つの山形を重ねているところが見どころです。

一つの門の側面に、山形がどう重なっているのかを見る。三つを数えられたら、それぞれがどの高さにあるか、今度は全体へ目を戻してみてね。

また、文化庁は貴惣門を、すべてケヤキで造られた精巧な門と説明しています。要所にはさまざまな技法の彫刻も施されています。屋根の重なりを見つけてから、木の部材や彫刻へ目を移せば、最初から全部の細部を追おうとせずに済みます。

山形を探す。門全体を見る。それから一つの彫刻へ。

建築の専門用語を全部覚えるより、まずはこの順で眺めてみよう。足元と、参道を通る人にも気をつけながらね。

出典:文化庁・歓喜院貴惣門の解説

国宝の聖天堂と、貴惣門は別の建物

妻沼聖天山は、国宝の聖天堂で知られています。ただ、入口の門まで一緒に「国宝」と呼ぶと、対象が混ざってしまいます。

国宝は歓喜院聖天堂。貴惣門は、国指定重要文化財です。

どちらが大きく見えるか、彫刻がどれほど目立つかで区別するものではないんだね。案内を読むときは、建物の名前を合わせてみよう。

文化庁の貴惣門の説明では、聖天堂から東へ約200メートルの場所に、東を向いて建つとされています。この200メートルは建物同士の位置関係で、歩く経路や所要時間を示す数字ではありません。

先に門を見てから参道の先へ進むときも、「いま見ているのは貴惣門」と名前を置いておく。そうすると、聖天堂へ着いたあとも、門で見た屋根と混同せずに振り返れます。

指定の確認:熊谷市・貴惣門、文化庁・聖天堂の指定情報

帰ってから、見取り図と貴惣門の項目へ

見た場所を手元の本で振り返りたいなら、『妻沼聖天山 歓喜院聖天堂 彫刻と彩色の美』も候補です。若林純の撮影・構成、窪寺茂の本文監修で、平凡社から出た本です。

公開目次には、聖天堂の見取り図に加え、拝殿の彫刻・社殿内部・貴惣門を扱う項目があります。「門の話も続けて見たい」というときに、目次から探す場所を決められます。

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2011年刊の本なので、現在のお参りの案内や公開状況は別に確認してね。書誌と目次は名古屋市図書館の資料情報でも確認できます。

次に門の正面へ立つなら、くぐる前か後に、横からもひと目。三つの山形を見つけたら、入口でもう一つ、見る楽しみが増えるね。

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この記事を書いた人

歓喜天の由来、信仰、文化について、資料を確かめながら記録しています。

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